戦闘用意! 「おい、戦闘用意だとよ」  パイ軍曹は、ピート一等兵の脇腹をついた。

もともとこの二人は、地底戦車兵なのであるが、沖島速夫の事件を知っているのも彼等二人であり、助けだされたたった一台の地底戦車のことを知っているのも彼等二人であり、そこへとつぜんとびだしてきた日本機のあやしい行動についても、なにか地底戦車事件と関係がありそうに思われたので、リント少将は、直ちに彼等二人を...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:28 pm  

五番機は、一等うしろの飛行機であるが、この上に、パイ軍曹とピート一等兵とがのっていた。のっていたというよりも、のせられていたといった方がいい。

氷上のアメリカ兵たちは、そのあとをおいかけて、ぽんぽん、たんたんと、小銃や機銃をうちかけた。日本機が、機銃一つ、うたないのに……。 そんなことで、アメリカ兵の弾丸が、日本機にとどくはずはなかった。「ちく生《しょう》。日本機め、うまくにげやがった」「もう一度、とんでこい。そのときは、おれが一発で...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:27 pm  

 日本機は、大たんな低空飛行をつづけてあっという間にとび去った。

 怪機の群《むれ》

 リント少将は、後日、人に話をしていうのには、少将の生涯のうちで、そのときほど、おどろいたことはなかったそうである。 その場に散れ――と、とっさに号令をかけた少将は、派遣軍の中で、一等おちついていたといえるだろう。しかも、その少将が、すっかりきもをつぶしたといっているのだ。...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:26 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0154 sec.

http://gamatluxorlampung.com/